沖縄のイラストレーターGlooodさんにデザインを依頼して、みんなで修正を重ねながら、祈りとともに完成することが出来ました。このロゴマークには「聖霊に導かれて恵みを受け取り、聖霊に導かれて宣教に遣わされていこう」という願いが込められています。
テーマ聖句はルツ記2:16です。
「彼女のために束からわざと穂を抜き落として、拾い集めさせなさい。」
旧約聖書のルツ記において、異邦人の女性であるルツが「落ち穂拾い」をしていました。この「落ち穂拾い」というのは、神様が貧しい人や旅人のために与えられたものです。(レビ記19章)
ルツはもともとモアブという地で暮らしていました。しかしユダヤ人の夫が亡くなり、姑のナオミがユダヤに帰る決断をした時、ルツはナオミと共に生きていく決断をして、次のように言いました。
「お母様を捨て、別れて帰るように、仕向けないでください。お母様が行かれる所に私も行き、住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」(ルツ記1:16)
ルツはナオミと共に異国の地イスラエルに移住した後、生活のため、朝早くから畑に出て行き、身をかがめて「落ち穂」を拾い集めました。その畑ははからずもボアズの畑でした。ボアズはナオミの親戚であり、ルツのナオミに対する愛とイスラエルの神に対する信仰を聞いていたのです。
ボアズはルツが落ち穂拾いしている姿を見て、働いている者たちに命じて、わざとルツの前に穂を抜き落とさせました。その結果、ルツは信じられないほど多くの落ち穂を集め、ナオミと豊かに分かち合うことが出来たのです。さらにルツはボアズと結ばれ、ひ孫にはダビデ王が生まれます。そしてダビデ王の子孫にイエス・キリストが生まれるのです。異邦人ルツの歩みは「人類に救い主を与えようとされる聖霊なる神様」に導かれていたことがわかります。
同じように、私たちの歩みも神様のご計画に基づいて聖霊様が導いてくださいます。ルツがボアズの畑で恵みを受け取ったように、私たちはイエス様の教会で恵みを受け取ることが出来るのです。ボアズがわざとルツの前に恵みを注いだように、イエス様は私たちの前に恵みを注いでくださいます。
私たちが聖霊様に導かれてルツのようにへりくだり、イエス様の恵みを受け取らせていただく時、私たちはイエス様の恵みの豊かさを経験することが出来ると信じます。
聖霊に導かれて、イエス様の愛と恵みを豊かに受け取り、豊かに届ける働き(宣教)に遣わされていくことが出来ますように祈ります。
ロゴマーク各パーツの説明:
・十字架:イエス様の救いの御わざ。宣教の中心。最も大きな恵み。
(第1ペテロの手紙2:24、第1コリント人への手紙1:23)
・落ち穂:イエス様からの恵み。信仰と希望と愛。
(第1ペテロの手紙5:5、第1コリント人への手紙13:13)
・手:恵みを受け取り分かち合う意思と行動。
(マタイの福音書14:19、マルコの福音書16:15)
・鳩:恵みを受け取り分かち合うことを助け導く聖霊なる神様。
(ルカの福音書24:49、使徒の働き1:8)
・教会:恵みが注がれる神の家、祈りの家、真理の土台。
(マタイの福音書21:13、エペソ人への手紙1:23、第1テモテの手紙3:15)
参考聖句
・十字架
第1ペテロの手紙2:24
「キリストは自ら十字架の上で、私たちの罪をその身に負われた。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるため。その打ち傷のゆえに、あなたがたは癒やされた。」
第1コリント人への手紙1:23
「しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えます。」
・落ち穂
第1ペテロの手紙5:5
「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられる」
第1コリント人への手紙13:13
「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。」
・手
マタイの福音書14:19
「それからイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて神をほめたたえ、パンを裂いて弟子たちにお与えになったので、弟子たちは群衆に配った。」
マルコの福音書16:15
「それから、イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」
・鳩
ルカの福音書24:49
「見よ。わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」
使徒の働き1:8
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
・教会
マタイの福音書21:13
「わたしの家は 、祈りの家と呼ばれる 。」
エペソ人への手紙1:23
「教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。」
第1テモテの手紙3:15
「神の家とは、真理の柱と土台である、生ける神の教会のことです。」
十字架の位置が真ん中バージョンもあります。
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